痒みを軽減するクリーム⭐︎上手に使い分け
こんにちは!
気持ちの良いロサンゼルスです。
ここのクールな風と青空は、
このままであって欲しいと思いながら
新しく建築される高いビルを眺めています。
さて、
先日作ったクリームベースに
抗ヒスタミン作用や抗炎症作用のある精油を
加えて、痒み止めクリームを作りました。
痒み止め〜というと
ムヒやキンカンを思い浮かべる方も
多いと思います。
キンカンはめっちゃしみる虫刺されのお薬
ってイメージだったのですが、
効能効果を見ると
「肩こり、腰痛、打撲、捻挫」
え〜??そうだったの〜
キンカンに含まれる成分は、痒みの原因となる
ヒスタミンの働きを抑える成分が含まれていないのです。
アンモニア
l−メントール
d−カンフル
サリチル酸
トウガラシチンキ
へえ〜知っているものばかり!
確かに、これらの成分を見ると
肩こり、腰痛、打撲、捻挫っていうのが
よくわかります。
実は
日系マーケットでキンカンは手に入るんですよ!
アメリカって、日本より基準が厳しく、
こちらに入ってこれるものは、
アメリカの基準をクリアしてるってことなんですね。
入ってこれないものは???
ご想像の通り、
アメリカにおいては、
認められていないものが含まれている
ということになります。
ちなみにムヒは種類によって成分が違い、
液体ムヒにはデキサメタゾン酢酸エステルという
弱いステロイド剤が含まれています。
クリームタイプのムヒSにはこの
ステロイド剤が入っていないそうです。
私が痒み止めのクリームを作るときに
よく使うのが抗炎症作用のある
カモミールジャーマンがありますが、
カモミールジャーマンに含まれる成分が
皮膚の深い層まで浸透することが
研究で分かっています。
痒みが起きる詳しいメカニズムはわかっていませんが、
皮膚に存在する肥満細胞から分泌される
ヒスタミンが痒みを引き起こす重要な役割を
果たしていることは知られているので、
「皮膚の深い層まで精油成分が浸透する」というのは
とても重要な研究結果なんですね〜
香り成分が実際にどのようにお仕事を
してくれているのか、
そのメカニズムがわかったら、、と思うと
ワクワクしちゃいます。
ちなみに、
アトピー性湿疹の治療にカモミールの局所適用は
効果的で、0.25%のヒドロコルゾンクリームと同様、
薬60%の効果があるそうです。
*ヒドロコルチゾン酸エステルは弱いステロイド
またカモミールエキスも
湿疹に伴う不快感を和らげるということです。
どうしても、という時はお薬を使って、
普段使いは、副作用の少ないものにしてみるのも
とても良いと思います。
体に負担のないケアを普段の生活に
取り入れてみてはいかがでしょうか?
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