魅惑のローズウォーター♡女性の味方❣️
こんにちは。
「植物の予防とお手当て」Mala Pua みゆきです。
ロサンゼルスからお届けしています。
朝晩肌寒いくらいのロサンゼルスです。
皆さんはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今朝、ローズウォーターのお化粧水を作ってきたので、
バラのお話をしようかと思います。
作ったと言っても、ローズウォーターにグリセリンをほんの少々まぜただけという、、🤣
簡単すぎてごめんなさい、でもこれが最高なのです❣️
古代から愛されてきた薔薇
紀元前1500年頃古代オリエントの地では約4種のバラがあり、
ここから交雑によって幾つかの品種が誕生したと言われています。
古代ギリシャでは薔薇は愛の女神アフロディーテもしくはヴィーナスと
関係づけられ「愛の象徴」でありますし、
薔薇をこよなく愛したクレオパトラがバラの花や香油を用いて
ユリウスカエサルを歓待したという話は有名なところですよね。
他にも皇帝ネオやバラの母とも呼ばれる、ナポレオン・ボナパルトの皇后
ジョセフィーヌは、世界中から薔薇を取り寄せメルメゾン城に栽培させるだけでなく、
ベルギーの画家であり植物学者であったピエール・ジョセフ・ルドゥーテに
「バラ図譜」も描かせたというから、ローズに対する愛が半端ではありませんね。
観賞用としても、たくさんのローズがありますが、
精油では、ダマスクローズ(Damask rose)の花弁から精油を抽出した
ローズオイルが有名。そして蒸留した際に得られる液体「ローズウォーター」は
中東やインドなどでデザートの香りづけに使ったりします。
ロサンゼルスにあるペルシア系のマーケットに行くと普通にローズウォーターがボトルウォーターの横で売られていますし、中東系のアイスクリームショップへ行くと、ローズのアイスクリームなどが売られています。
私は実はちょっと苦手なんですけどね、、、(ローズティーも苦手で、、、)←女性性が欠如しているかも(笑)
乾燥した花弁をガラムマサラと合わせたり、ペルシャ料理では薬味として用いたりするそうです。インドや中東では、ローズはティーだけでなく食としても生活に根付いているのですね。
こういう使い方は、なかなかできないので習いたい限りです。
ところで、アロマセラピーではこのダマスクローズ(またはキェベッジローズ、
アルバローズ)を水蒸気蒸留法で抽出したオイルをローズオットーとして売られています。
とても高価です。
そして、もうひとつローズの花を溶剤抽出法で抽出したオイルがあり、
こちらをローズアブソリュートと呼んでいます。
この二つは、抽出方法が違うことで精油に含む成分の割合や香りが違うのです。
濃厚なバラの香りがするのは、ローズアブソリュートの方。
セラピストさんによっては、溶剤抽出法を懸念する方も多いのですが、
症状によって使い分けることによって、それぞれのローズを効果的に働かせることが
できるので、上手に使い分けることを私はお勧めしています。
(この辺りは、アロマセラピーのクラスで詳しくお話ししています。)
そして先ほどのローズウォーター。
お料理やスウィーツだけでなく、お肌にもまた優れた効果を発揮してくれます。
冒頭に書かせてもらいましたが、ここ5年くらい私のお化粧水は
基本ずーとローズウォーター。
ローズの香り成分である、フェニルエチルアルコールなどが多く含まれているので、
使う度に優しい香りに毎日癒されております。
成熟肌、老化肌、敏感肌、乾燥肌に優れ、聚斂作用と皮膚軟化、
炎症にも有効なのが嬉しいのですね。長年お化粧品ジプシーをしてましたが、
すっかりローズウォーターの虜です。
精油もローズウォーターも生きた植物からの贈り物なので、その時のバラの状況(気候や気温によって育ちが変わりますからね)により、香りや中に含まれる成分も多少違うので、時にすごく香りの良いものに出会うと、宝物に出会えたようなそんな気持ちになります。
更に、、
芳香蒸留水のいいところは、年齢関係なく安心してお使い頂ける点。
しかもローズの他にも、ネロりやカモミール、ペパーミントなど、本当に色々あります。
夏の暑い時期は、ペパーミントがすっきりしていてひんやり最高。
デオドラント代わりにもお使い頂けますし、ひとつ持っているととっても便利♡
特に男性やお子様にはペパーミントお勧めしちゃうな!
本物のいい香りに包まれて、快適な夏をお過ごし下さいね!
⭐️ピエール・ジョセフ・ルドゥーテの描いた絵(Wikipedia からお借りしました)
『バラ図譜』に描かれた169種の薔薇はとても精密に描かれ、芸術的価値があるだけでなく
植物学上も重要な資料になっているそうですよ!
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